「AAC ハニーバジャー」が復活、遂に発売へ 発売時期は来年春を予定か


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記事公開: 2014年12月12日 08:41
最終更新: 2015年01月04日 23:47

アメリカのサイレンサー製造業大手、アドヴァンスト・アーマメント社(AAC; Advanced Armament Corporation)が2011年に発表したPDW、「ハニーバジャー(Honey Badger)」が遂に発売されることになった。Military Times GearScoutが現地時間6日に報じた。

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今回公開された、AACの新型ハンドガードを装備したセミオート仕様のハニーバジャー。この新型ハンドガードは、ターンバックルを用いてバレルナットに固定されているとのこと。(写真: GearScout)

GearScoutによれば、関係者は、全米ライフル協会(NRA)主催の年次総会・展示会(NRAAM; NRA Annual Meetings & Exhibits)が来年4月に開催される頃の発売をほのめかしたというが、価格や詳細な仕様などは未だ明かされていない。

ハニーバジャーは、標準装備された着脱式のサイレンサーが特徴的なAR-15ベースのPDWであり、同社が開発した300 AAC Blackout(7.62x35mm)弾を使用する。昨年発売されたFPSゲーム『コール・オブ・デューティ: ゴースト(Call of Duty: Ghosts)』に登場したことで、日本でもその存在が広く知られるようになった1

しかし、実際のところ、ハニーバジャーはこれまで市場に出たことがない。2011年にハニーバジャーが発表された後、AACの親会社であるフリーダム・グループ(Freedom Group)社によって、ハニーバジャーの設計者でありAACの創業者でもあるケヴィン・ブリティンガム(Kevin Brittingham)氏が解雇され、開発チームのメンバーも配置転換を命じられたことで、プロジェクトは事実上の凍結へ追い込まれた2

そのような苦難を乗り越え、発売予定が確認されたという今回の報道は、ハニーバジャーのファンにとって大変喜ばしい知らせだろう。

余談だが、ハニーバジャーの開発が頓挫していた間に、シグ・サウワー(SIG SAUER)社が完成させたのが「MCX」シリーズである。MCXもまた、AR-15をベースとしたウェポンシステムであり、標準装備されたサイレンサーやコンパクトな伸縮式ストックなど、ハニーバジャーと通じるところが多い。ブリティンガム氏は初めてMCXを手にした際、MCXがハニーバジャーよりも優れていることを確信し、それを「ブラックマンバ」(ハニーバジャー = ラーテル(ミツアナグマ)を殺しうる蛇)と名付けたという3。また、ブリティンガム氏は昨年6月、不当な解雇を巡りフリーダム・グループ社に対して訴訟を提起し4、同年12月に勝訴5、今年2月にはシグ・サウワー社に雇用され、SIG-SDサイレンサーの開発チームを率いることになった6

出典・アイキャッチ画像: AAC’s Honey Badger is coming to market – Military Times GearScout

  1. AAC ハニーバジャー – MEDIAGUN DATABASE []
  2. How SIG SAUER’s MCX Killed the Honey Badger – The Truth About Guns []
  3. How SIG SAUER’s MCX Killed the Honey Badger – The Truth About Guns []
  4. Kevin Brittingham Sues Freedom Group Over Firing – The Truth About Guns []
  5. BREAKING: Kevin Brittingham Wins Lawsuit Against Freedom Group – The Truth About Guns []
  6. SIG SAUER Hires Kevin Brittingham – The Truth About Guns []