Flyye Industries 製の FAPC2 を購入しました。
アメリカの Diamondback Tactical (DBT) 社の同名プレートキャリアのレプリカです。
FAPC は Fast Attack Plate Carrier の略で、 FAPC2 はその第二世代モデルになります。
現在は、後継の AW-FAPC (Advanced Warrior – Fast Attack Plate Carrier) が主流で、米空軍やオーストラリアの SASR 、ポーランドの GROM などに採用されていることで知られています。
第一世代モデル (FAPC1) も民間シューターや PMC コントラクターの間で人気だったようですが、 FAPC2 に関しては、 AW-FAPC の廉価版という見方が本国では強いようです。
前置きはさておき、本題に入ります。
第一世代モデルにはない、スナップボタンのついたカンガルーポーチが FAPC2 の大きな特徴です。
カラーはコヨーテブラウンですが、相変わらず蛍光灯下だと緑っぽく見えます。
DBT の公式サイトとカタログを見る限り、現在生産中の黄褐色系のカラーはコヨーテのみのようです。
以前は、コヨーテよりも明るいキャメルタンというカラーがあったのですが……
EVA 樹脂製のダミー SAPI プレートが標準で前後に挿入されています。
カマーバンドにもダミーのソフトアーマーが入っていました。
T字形のストラップをリアパネルの PALS ウェビングに差し込んでカマーバンドを取り付けるこの方法は、初期の AW-FAPC まで用いられていましたが、現在ではユーザーの要求を受けて別の方法に変更されているようです。
個人的には、この取り付け方法が特に問題だとは感じませんが、取り付ける位置によっては、 MAP などのハイドレーションパックを装着する際に干渉してしまうかもしれません。
実物のカマーバンドには、長いものと短いものでサイズが2つあるのですが、 Flyye のレプリカでは長い方を再現しています。
取り付け位置を内側か外側にずらすことで、カマーバンドの長さを調節することが出来ます。
取り付け方法が変わった現在のカマーバンドは、フリーサイズになっているようです。
実物と違って、裏地は薄いクッション入りのメッシュ素材になっています。これは、実物では AW-FAPC で新たに追加された仕様です。実物の FAPC2 は、裏地もコーデュラナイロンになっているとか……
Mサイズであることを示すタブがついていますが、実物のMサイズ準拠であることを意味しているだけで、 Flyye のレプリカに別のサイズがあるわけではありません。
個人的に、Mサイズでも着用自体には問題ありませんが、Mサイズのプレートが入っていると、銃を構えた際に窮屈です。それでも、以前使っていた RRV とは違ってベルトと干渉しないので満足しています。ベルトホルスターも問題なく使えそうです。
最後に、 FAPC (FAPC1 ・ FAPC2 ・ AW-FAPC)の使用例として手持ちのミリフォトをいくつか載せておきます。 GROM 多めです。