ガスピストン式 AR-15 のリーディングカンパニーであり、AR クローンの “M6” シリーズで知られる LWRC International 社 (アメリカ・メリーランド州) が、コルト社によって 6,000 万ドルで買収されることが明らかになりました。
取引は 3 月 1 日に終了すると見られています。
買収により、メリーランド州の本社はフロリダ州かテキサス州に移転される可能性があり、M6 シリーズは、コルト社のブランドの下で生産されることになるとのことです。
LWRC の現 CEO である Richard Bernstein 氏は、2008 年に 500 万ドルで同社を買収しました。Bernstein 氏は数々の民間企業を所有する投資家であり、現在は防衛産業に深く携わっているそうです。彼はまた、UAV (無人航空機) の設計・製造を行う BAI Aerosystems 社の元 CEO でもあり、2004 年には、ホログラフィックサイト “EOTech” で知られる L-3 Communications 社に BAI Aerosystems 社を売却しています。彼が所有していた企業の中には、LWRC のサプライヤーも含まれていたようです。
M6 シリーズのフラッグシップモデルである M6A2 は、米・麻薬取締局 (DEA) に採用されていることで有名なほか、米海兵隊の次期分隊支援火器 (SAW) 選定計画、IAR プログラム向けに開発された M6A4 (動画) は、セミオート時はクローズドボルト方式で作動する一方、フルオート時は熱暴発 (クッキング・オフ) を防ぐためにオープンボルト方式で作動するという、ユニークな機構を備えています。
Reference:
Breaking News: Colt is buying LWRC for $60 million – The Firearm Blog