Wii リモコンを手に持っていた少年が警官に誤射されて死亡

Wii リモコンを手に持っていた少年が警官に誤射されて死亡

エアソフトガンなどの模造銃を実銃と勘違いされ、警察官に誤射されてしまうという痛ましい事件が続くアメリカ。しかし今回、銃と勘違いされたのはなんと「Wii リモコン」でした。

 

Cop shoots teenager holding Nintendo Wii controller – YouTube

事件が起きたのは、ジョージア州ユーハーリー (Euharlee, Georgia) のイーグルビュー・モバイルホームパーク (トレーラーハウスの集合地区)。
17 歳だった Christopher Roupe 君が自宅でテレビゲームに興じていたところ、ユーハーリーの地元警察が彼の家の戸を叩きました。警察の目的は、執行猶予中の違反行為の廉で、彼の父親の身柄を拘束することだったようです。Christopher Roupe 君がドアを開けると、女性警官がいきなり彼の胸に発砲。彼は病院に搬送されましたが、死亡が確認されました。

発砲した警官は、「Christopher Roupe 君は銃 (空気銃?) で武装していた、正当防衛だった」と主張していますが、複数の目撃者が、彼が持っていたのは Wii リモコンだったと証言しています。
目撃者によれば、警官は自身が犯した過ちに気づいて、「銃だと思った」と弁解しながら、頭を抱えて咽び泣いていた、とのことです。

Christopher Roupe 君は海兵隊への入隊を志願していて、高校の ROTC (予備役将校訓練課程) プログラムに参加していたそうです。

この事件は現在ジョージア州の捜査局が捜査中ですが、当の警官は休職に処せられたとのことです。

 

Reference:

Cop mistakes Wii remote for gun, fatally shoots ROTC teen (VIDEO) – Guns.com