イギリス軍特殊部隊が使用するコルトカナダ社製のM4カービンクローン、L119A1 (C8 SFW)。その次期モデルとなるL119A2の情報が、コルトカナダ社のウェブサイトに掲載されたようです (現在、社のウェブサイトは509エラーにより閲覧出来なくなっています)。
The Firearm Blogの記事によると、L119A2はアッパーレシーバーとハンドガードが一体になったモノリシックアッパーを搭載し、新形状のフラッシュハイダー、アンビ化された操作系統、そして部分的にピカティニーレイルが配されたハンドガードを備えているとのことです。
イギリス軍によって既に採用されているのか、これから採用されるのかについては未だ発表されていないようですが、公開された製品画像にはMagpul EMAGがフィーチャーされているのが気になりますね (イギリス陸軍は2010年に100万本のEMAGを調達しています)。
L119シリーズと言えば、昨年12月には、アフガニスタンで要人警護に当たるイギリス陸軍王立憲兵 (RMP) が持つ、10インチバレルのL119ヴァリアントの写真がイギリス国防省のDefence Focus誌に掲載され話題となりました。
新型の「L119A2」ではないか、など様々な憶測が飛び交いましたが、どうやらC8 CQBをベースにしたショートバレル仕様のL119A1であるようです。
このショートバレル仕様は、写真のイギリス陸軍王立憲兵の他にも、イギリス陸軍特殊空挺部隊 (SAS) やイギリス海兵隊特殊舟艇部隊 (SBS) によって使用されているとのこと。
今回発表されたL119A2にも、ロングバレル仕様とショートバレル仕様の2つのモデルが存在します。
また、コルトカナダ社は、C7A2ライフルとC8A3カービンの民生用セミオートモデルをカナダ国内向けにリリースする予定であることも今月初めに明らかになりました。
旧社名であるディマコ (Diemaco) 名義で、今夏発売予定だそうです。
コルトカナダ社の今後が楽しみですね。
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