先月21日、アメリカ・オクラホマ州で開催されたマシンガンの射撃販売会「Oklahoma Full Auto Shoot and Trade Show」にて、催し物として発射された105 mm榴弾砲の砲弾 (全長約37 cm) が、およそ3マイル (約4.8 km) 先の民家を直撃するという事件が発生しました。幸いにも死傷者はいなかったようです。
被害を受けた民家の主人・Gene Kelley氏によれば、砲弾はまず裏庭の木の大枝を貫通し、地面で跳ね返った後、寝室の壁を突き破ったとのこと。当時、家にはKelley氏本人と彼の妻がいましたが、氏は「みな無事で良かった」と語ります。
射撃会を企画したMike Friend氏曰く、この会場で榴弾砲を撃つことは初めてだったそうですが、事前に何度も安全確認を行ったといいます。
地元メディアのインタビューに対して、Kelley氏は次のように語りました。
「このような武器を持ち出す人は、本当に安全かどうか、あんなに巨大な武器を撃つのに適した場所かどうかを考えるべきでしょう。」
榴弾砲の持ち主は既に、Kelley氏が負った損害に対して弁償することに同意しています。また、シューティングレンジ側も、このようなことが二度と起こらないよう、安全対策を進めていくとのことです。
Reference:
Artillery shell fired at gun show crashes into homeowner’s bedroom (VIDEO) – Guns.com