【動画あり】米DARPA、目標を自動追尾する.50口径弾の発射実験に成功

【動画あり】米DARPA、目標を自動追尾する.50口径弾の発射実験に成功

アメリカの国防高等研究計画局(DARPA)が現在研究している「Extreme Accuracy Tasked Ordnance」(EXACTO)プログラムにて開発された、「飛翔中に目標を自動追尾する.50口径弾」の発射実験の映像が公開されました。

この映像からは、「EXACTO弾」が飛翔中にライフルの照準線を外れ、目標に向かって自動的に弾道を修正していることが分かります。
特殊設計の弾薬とリアルタイムの光学式誘導システムにより、天候・風・目標の移動など正確な狙撃を妨げる様々な要因を相殺し、弾頭を目標へ正確に導くことが出来る、とのことです。

なお、目標を自動追尾する銃弾「スマートブレット」(smart bullet)としては、2012年にサンディア国立研究所が発表したレーザー誘導式のプロトタイプが既に存在しています。

 

また、目標との距離や風向を自動で計算し、一度ロックした目標に照準が合った瞬間、自動的に発砲する狙撃支援システム「TrackingPoint」も近年注目を集めています。

「スマートガン」と「スマートブレット」の組み合わせは、今まで不可能とされてきた狙撃も可能にしてしまうのでしょうか。

 

Reference:
EXACTO Demonstrates First-Ever Guided .50-Caliber Bullets – DARPA